飼い主のためのペットフード・ガイドラインの第三版が出てますよ!


 みなさん、こんにちは。

 清水です。

 飼い主様に、犬猫の食事のことについてお話しする機会があります。

 そりゃそうだ。それが、私の仕事です。

 今回のタイトルにある「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」は、「犬・猫の健康を守るために」環境省が作成しており、みなさまにお勧めしています。

 基本的なことから、興味深いことまで、犬猫の食事に関して幅広く、わかりやすくまとめられています。

 栄養や食事について興味のある飼い主様は、非常に勉強熱心な方も多く、この内容に物足りなさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。

 自分の学んできたことと異なる内容があれば、再度勉強しなおすチャンスです。

 熟読をお勧めします。

 私も、みなさまに負けないように、熟読しないといけないのですが、「1.最初に知っておきたいこと」ですでに、勉強しなおしが始まっています。

 2009年(平成21年)に発行された第二版では、ここの項目は人間・犬・猫の違いとして、必要な栄養素の違いや味覚の違いなどが比較しながら、まとめられていました。

 平均的な食事に含まれる三大栄養素の円グラフは、多くの刊行物に引用されており、私も自ら算出してグラフを作成し、飼い主様への説明に大活躍しています。

 残念ながら、今回発行された第三版では、この三大栄養素の円グラフはありませんが、犬と猫のペットフードの基準(総合栄養食の基準)であるAAFCO養分基準そのものを表した円グラフがあります。

 この円グラフの説明に、「犬と猫の平均的な食事に含まれる栄養素含有量の比較」とありますが、AAFCO養分基準は平均的な食事というより、最低限含めなければいけない最小値と、超えてはいけない最大値が設定されている基準です。

 様々なフード会社が様々な原料を用いて犬猫のフードを作るにあたり、栄養のバランスが大きく崩れないように、犬猫の健康を守るために作成された基準だと考えています。

 平均的な食事と聞くと、一般的(平均的)にこの量が含まれると考えてしまいますが、総合栄養食という名称のついたフードは、この量以上含まれなければなりません。

 この円グラフは、AAFCO養分基準の乾物あたりの最小値を円グラフにしています。

 第二版の円グラフと同じようにと考えてしまうと、三大栄養素の割合と勘違いしてしまいそうですが、第三版の三分割された円グラフの中には、たんぱく質と脂質の表記のみがあり、それ以外の三つ目の部分には何も表記がありません。

 この表記の無い部分(薄緑色の部分)は、炭水化物ではありません。それ以外(炭水化物やミネラルなど)をすべて含めた部分です。

 第三版の円グラフは、三大栄養素の割合ではありません。

 この円グラフは、犬と猫のAAFCO養分基準を比較するものだとご理解ください。

 この円グラフを見た飼い主様が混乱、誤解を生じませんように。

 犬猫の食事や栄養に関するご質問は、当院もしくはかかりつけの動物病院にご相談ください。

 飼い主のためのペットフード・ガイドラインに関する問い合わせ先は、お住まいの地域で異なるようです。詳しくは、ガイドラインをご確認ください。

  清水

飼い主のためのペットフード・ガイドライン(第三版)

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide_1808.html

飼い主のためのペットフード・ガイドライン(第二版)

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide.html

#AAFCO #栄養バランス #総合栄養食

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