みなさん、こんにちは。
清水です。
今日は、ドライ(カリカリタイプ)のドッグフードやキャットフードの形状に関する依頼を受けて。
嗜好性を改善させるフード形状や歯垢の減少が期待できるフード形状などがあるようです。
ペットフードの販売を促進するためには、さまざまな付加価値があるとより飼い主様の興味(購買意欲)が高まります。
同じフードでも、形状を工夫することによって、よく食べるようになったり、口臭が減少すると謳っているフードの方を、購入したくなります。
が、
お口のケアを必ず必要とする犬種や年齢があり、フードだけに頼らず、小さいころからお口の衛生を保つ努力をしていた方が、悪化して痛くなってからお口のケアを試みるよりはいいのではと、考えてしまいます。
また、太り過ぎの犬猫が、フード形状によって、さらに食べてしまうのも困ってしまいます。
でも、食が細かったり、上手く食べれないために痩せてしまっている犬猫で、その原因が特定できない場合は、形状だけで改善してくれるのはうれしいことです。
獣医師として、原因が特定できていないのに、フードの形状に頼ってしまうのはつらいのですが、食べることで全体的な改善が認められることもあるため、食べてから再度、原因を探す努力を試みています。
わんちゃん、ねこちゃんが、訴えていることに気づくためには、日々の飼い主様からの情報、とても大切です。
わたしの細かい問診にお付き合いくださり、ありがとうございます。
わんちゃん、ねこちゃんのために、より良い食事管理をしていきましょう。
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