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本に書いてあることは正しいのか?


小さいけど一番の笑みだよ~!

 みなさん、こんにちは。

 清水です。

 飼い主様の栄養への疑問のほとんどは、以前、私も疑問になって、もがき苦しんでいたもの。

 今回は、同様に疑問を感じた飼い主様からのご質問に関して。

 市販されている本に書いてあることと、飼い主様の理解していることとの不一致で、悩まれていました。

 結論としては、飼い主様のお考えは私と一緒であり、そうすると本に書いてあることはどういうことだということになってしまいます。

 実際のご質問とは異なりますが、

 例えば、犬の栄養基準に関する問題だった場合

 私が認識している犬の栄養基準には、AAFCO養分基準、NRC飼養標準、FEDIAFの基準がありますが、これらの間でもすべての栄養素量は同じではありません。

 また、同じAAFCO養分基準でも、改訂されると、改定前の基準と後の新しい基準とでは、基準値が異なります。

 飼い主様が読まれている本に、犬の栄養基準がどれを用いたのか明記されていない場合、書かれている基準値が、必ずしも自分の考えている基準値と同じだとは限りません。

 本に記載されている基準が、上記3つの公表されたものとは別の基準かもしれませんし、著者が考案した独自の基準かもしれません。

 犬のレシピ本を調査した国内や海外の論文では、AAFCO養分基準を満たさなかったものが多くあったと報告されています。

 そもそも、以前(若くて純粋無垢だったころ)の私のように、本に書いてあることはすべて正しいと思って読んでしまうと(だって、本になって出版されているのですから!)、自分の勉強してきたことが間違いだと考えてしまいます。

 本に書いてあることは、しっかり、読み解かなくてはいけません。

 特に、米印(※)の注釈は、驚くほど大切なことが書かれていたりしますので、右端に小さく小さく書かれているからと言って、無視してはいけません。

 例)これは個人の感想です。

 例)これは独自の調査結果です。

 例)NRC1985より

 

 私がお伝えすることも、正確な情報に努めていますが、、、

 日々、研究は進んでいます。

 今、正しいということでも、今後は変わることもあります。

 また、双方ともに、誤解を生じることも考えられます。

 疑問がありましたら、ご質問ください。

 より良い、わんちゃんねこちゃんの食事を目指して、一緒に悩みましょう!

  清水


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