みなさん、こんにちは。
清水です。
今日は、食べ物のシュウ酸含量について。
食べ物のシュウ酸含量が気になる病気に、シュウ酸カルシウムの尿路結石があります。
犬猫ともに起こる病気ですが、人にもあります。
ネット上には、シュウ酸の少ない、または多い食べ物がいろいろ列挙されています。
簡単に検索できますし、参考にしたいですが、シュウ酸含量を調査した論文とは、異なる情報もあります。
ほうれん草は、シュウ酸含量が多い食べ物として有名ですが、キャベツやブロッコリーやカリフラワーは、、、
・・・。
「少ない」や「多い」という表現は、あいまいですね。
ある報告では、
ほうれん草は、5426 mg/kg FM(Fresh Matter)、キャベツやカリフラワーは、5mg/kg FM未満、ブロッコリーは、5 mg/kg FMと報告されています。
別の報告では、
ほうれん草は、4905 mg/kg FW(Fresh Weight)、キャベツもカリフラワーもブロッコリーも、25 mg/kg FW未満と報告されています。
同じ食べ物でも、分析方法や精度、土地、品種改良、季節などなど、シュウ酸量が異なる要因にはいろいろあるようです。
犬猫の病気の食事に関して不安なことがあれば、当院までご相談ください。
もちろん、人間の病気の食事は、お医者様や管理栄養士にご相談ください。
参考
A survey of nitrate and oxalate content in fresh vegetables.
Determination of total oxalate contents of a great variety of foods commonly available in Southern china using an oxalate oxidase prepared from wheat bran.