top of page

酵母と酵素


酵母より酵素より、美味しいのをください!

 みなさん、こんにちは。

 清水です。

 今日は酵母と酵素について。

 仕事の関係上、よく「酵母入り」とか「酵素入り」という言葉を耳にします。

 なんか、体によさそう。

 ということで、健康食品にこのワードがあると、買いたくなってしまいますね。

 「酵母1000 mg配合!」、「酵素入り!」、ちょっとカッコつけて「ザ・エンザイム~!!」。

 

 酵母と酵素、何が違うのでしょうか。

 酵母は生き物、酵素はタンパク質。

 酵母はカビの一種、酵素は反応を進める物質(車がなくても目的地には着くけど、車だととても早く着く。ゴムひもをパンツに通すときにゴム通しの棒がないと通すのがとても大変だけど、あると楽。的な。本気で酵素を勉強したい場合、教科書または他のサイトを見てください)。

 酵母には、ビール酵母やイースト菌など、私たちが利用している酵母があり、また、わんちゃんの外耳炎の原因になることもあるマラセチアも酵母の一種です。

 「マラセチア性外耳炎」は「わんちゃんのお耳、酵母豊富!」

 酵素には、消化管の細胞が消化管の中に分泌する消化酵素だけでなく、肝臓などの細胞内で活躍する酵素(血液検査で、GPTやALTなどの検査項目は肝臓に多く含まれる酵素の名前です)などがあります。

 ビール酵母のおかげで、美味しいビールが飲めます。

 消化酵素やGPT(ALT)のおかげで、私たちは生きていけます。

 酵母も酵素も大切です。

 どちらも口から摂取した後は、消化管で通常の消化過程を受けて、バラバラに分解されて、酵母には酵母に含まれる物質、酵素には酵素に含まれる物質が、吸収されていきます。

 体内の酵素(タンパク質)は、細胞がアミノ酸から合成します。

 口から摂取した酵素が、消化管で分解されずに血中に入り込み、さらに、各細胞に入って行き、そこでその酵素の役割を行うことはありません。

 酵素を摂取して、酵素(消化酵素)が節約できるかは、わかりません。

 酵素の力で、あらかじめ食物を発酵(分解)しておくと(発酵食品)、消化の手助けにはなります。

 あっ!発酵食品には、酵母も使われますね。

 あれ?酵素?酵母?

 酵母の中の酵素が、発酵させてるのね。

  清水


bottom of page