犬の特発性てんかんの食事管理


 みなさん、こんにちは。

 清水です。

 今日は、犬のてんかんの食事管理についてです。

 犬のてんかんは、慢性的な神経(脳)の病気で、てんかん発作という体がガタガタと震えたりする症状などが表れます。

 てんかん発作を起こすと、けがをしたり、突然亡くなったり、認知力が低下したり、異常な行動を起こしたりするために、日常生活に支障をきたしてしまいます。

 治療は、抗てんかん薬を飲み続けて、発作をコントロールすることになります。

 研究によって、効果的な薬が出てきていますが、それでもてんかん発作が続いてしまうこともあります。

 また、薬の副作用で、元気がなかったり、ふらついたり、肝臓が悪くなったり、これも日常生活に影響が出てしまいます。

 この犬の特発性てんかんの発作回数が、中鎖脂肪の入った食事によって減少したという報告があります。

 中鎖脂肪は、ケトン食として人のてんかんの食事管理でも用いられることがありますが、医師の指示によって行われなければなりません。

 上記した犬の特発性てんかんの研究報告に基づいたドッグフードが、海外では販売されています。

 獣医師の処方の上、購入することができます。

 ドッグフードの形で用いるだけで、発作回数が減少する可能性があります。

 残念ながら、日本では販売されていません。

 てんかん持ちのわんちゃんの管理に、食事療法が追加できるなら、よりてんかんがコントロールされるなら、日本でも販売されることを期待します。

 市販ドッグフードの形で利用できるまでは、サプリメントなどによる食事管理になります。

 食事による管理も併用されたい飼い主様、詳細は当院、もしくはかかりつけの動物病院にご相談ください。

  清水

参考文献

A randomised trial of a medium-chain TAG diet as treatment for dogs with idiopathic epilepsy. Tsz Hong Law, Emma S. S. Davies, Yuanlong Pan, Brian Zanghi, Elizabeth Want, and Holger A. Volk. Br J Nutr. 2015; 114(9): 1438–1447.

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