慢性腎臓病とリン吸着剤とFGF23


太い腕からこんにちは。京大キタヨ!(2015年)

 みなさん、こんにちは。


 血液検査で腎臓の数値が悪くなると、心配ですね。


 慢性腎臓病と診断されると、寂しいですね。


 悪くなった腎臓は治りませんと言われると、ショックですね。


 そして、わんちゃんねこちゃんの食欲が落ちてしまうと、焦ってしまいますね。


 何か方法がないかと、ネットでグルグル検索してしまいますね。



 ネットには、腎臓病を悪化させる「リン」を退治する方法がかかれています。


 代表的な製品がリン吸着剤。


 便利な世の中ですので、このリン吸着剤もネットでぽちっと購入できます。


 が、


 どうか、主治医の先生の指示を仰いでください。


 「リン」も大切な栄養素です。


 血液検査で、BUNの数値が上がっていても、リン吸着剤が必要とは限りません。

 血液検査で、リンの数値を見ていなければ、必要かどうかはわかりません。


 では、血液検査でリンが正常値だった場合、リン吸着剤は必要ないのか?


 わかりません。


 腎臓のリン排泄能力にまだ問題がなくて正常値であれば、必要ないでしょう。


 腎臓のリン排泄が悪くなっていても、体が何とか体のリンを減らそうと努力した結果、正常値になっているだけなら、必要でしょう。


 どうしたらわかるのか?


 体のリンの量を制御しているFGF23(線維芽細胞増殖因子23)という成分は、血中のリンを下げる作用があります。

 体にリンが溜まってくると、リンを下げようと、FGF-23が増加します。

 血液検査で、このFGF23が上がっていれば、腎臓のリン排泄能が悪くなっています。


 今まで、腎臓病のわんちゃんねこちゃんの飼い主様に、このあたり、モヤッとしかお話しできませんでしたが・・・


 このFGF-23が犬猫も血液検査で測定できるようになりました!


 これでスッキリ、リン吸着剤や低リン食の開始、効果が確認できます。


 より良い、食事管理をしましょう。



  清水

 

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