みなさん、こんにちは。
清水です。
寝ているマルチーズに、そっと耳をあてて、幸せになって聞き入ってる人の姿を見て、本日の記事のテーマ決定。
聴診器。
聴診器ってどんな感じで聞こえるんだろうと思われるかもしれませんが、耳を直接当てて聞くことと大きな違いはありません。
一度、わんちゃん、ねこちゃんの心臓の音、呼吸の音、お腹の音、聞いてみてください。
自宅でできる、体温測定とともに健康チェックのひとつになります。
ドックン、ドックン、ドックンドックンドックン、ドックン、ドックン、ドックンドックンドックン。
呼吸に合わせてゆっくりになったり、早くなったりする心臓の音。
わんちゃんは、通常心配いりません。
スーハースーハー、静かな呼吸音。静かすぎて聴き取りにくいです。
目に見える胸の(体の)動きは、通常、呼吸の動きで、心臓の動きではありません。
私のイメージ的には、「スー」で、胸が膨らんで、「ハー」で胸が小さくなる感じ。
胸の動きが、心臓の音ではなくて、呼吸の音と同じように動いていることを確認してみてください。
キュルキュルキュルー、グルグルグルー。
お腹を壊していなくても、お腹の音はします。
ちょっと太ったわんちゃん、ねこちゃんは、脂肪のせいで音が聞きにくくなります。
聴診器で得られる情報が、減ってしまいます。
なので、ちょっと痩せましょう。
逆に、心臓が肥大や拡張して大きくなっている場合や痩せている場合は、音が大きく聞こえます。
通常、左の心臓の音が大きく聞こえますが、右の心臓が大きくなると、右が聞こえやすくなったりします。
聴診という診察は、周りの音に大きく影響を受けます。
聴診中は、少し、音のボリュームを下げてもらえると、聞きやすくなります。
また、呼吸が荒い時や、ブルドッグのような短頭種で、ガーガーという呼吸音の時は、心臓の音などは、聴き取りにくくなります。
時に、全く聞こえないこともあります。
診察台の上を怖がるわんちゃんねこちゃんのためにも、少しでも早く診察が終わるようにしたいのですが、犬猫のせいなのか、私の技術の問題なのか、ささっと聴診することができません。
わんちゃんねこちゃんへ。
私の診察では、少し、聴診に時間がかかります。
ご了承ください。
清水