
みなさん、こんにちは。清水です。
犬と猫は、ともに食肉目ですが、猫は肉食動物であり、犬は肉食性に近い雑食動物です。
猫は初めての食事に警戒を示し、食に対して慎重ですが、犬は猫ほど慎重ではありません。
また、「猫の飼い主は猫が知覚している対象世界を共有するように自らを猫に同調させて関わっており、犬の飼い主は自らが意味づけた指示に犬を従わせる関係を築き上げる傾向にある」とされています。
確かに、猫の飼い主さんは、わがまま気ままのツンデレ猫が、何をしてもゆるすような気がします。
猫が『これ食べない!』というと、猫の飼い主さんは『うちの子は食べません。』と、違う食事を求めます。
そんな飼い主さんの期待に応え、猫の缶詰の種類は豊富です。
対して、犬の飼い主さんの、犬とのコミュニケーションの取り方は異なり、犬が『これ食べない!』というと、犬の飼い主さんは『食べなさい!』と、厳しい態度を取られる方もいます。
犬は手作り食を猫より警戒せずに食べる可能性が高く、猫の飼い主さんは猫が手作り食を嫌がったらあきらめ、犬の飼い主さんは犬が手作り食を嫌がっても食べさせる努力を行うと考えられます。
だから、猫よりも犬に対して手作り食は用いられることが多いのでしょうね。
私、ペットはしつける派でした。
犬の飼い主派ですね。
年のせいでしょうか。
今は、猫の飼い主派になっているような気がします。
清水
引用
[1] 阿部又信,大島誠之助.2013.イヌとネコの食性・採食パターン・嗜好性〔ペット栄養管理学テキストブック/一般社団法人日本ペット栄養学会〕pp.104-113.アドスリー,東京.
[2] 藤崎亜由子.2002.人はペット動物の「心」をどう理解するか:イヌ・ネコへの言葉かけの分析から.発達心理学研究,13: 109-121.