みなさん、こんにちは。
市販のペットフードには、「総合栄養食」という表示されているフードがあります。
これは、AAFCO養分基準を満たしたフードで、水とこのフードだけを与えればよいとされています。
いわゆる「栄養バランス」のいいフードの名称とされています。
ペット関係の学校などでは、犬猫にあたえる毎日の食事の表示として説明されることもあります。
犬猫の市販フードに、この「総合栄養食」と表示するためには、AAFCOの規定する基準をクリアしなければいけない、ということになっています。
費用と時間がかかります。
費用と時間をかけ、基準をクリアして「総合栄養食」としてフードを販売する会社。
費用と時間をできるだけかけずに、フードを販売する会社。
このような基準の存在を知らずに、フードを販売する会社。
さまざまな会社があります。
犬猫に毎日与える食事として、ペットフードを購入する際に、
フードの説明を見て、「総合栄養食」という表示を選んで購入する消費者。
流行りや見た目、宣伝文句に心を奪われ、ペットフードを選ぶ消費者。
「総合栄養食」を知らず、ペットフードを選ぶ消費者。
さまざまな消費者がいます。
この「総合栄養食」。
この名称は、AAFCOの規定する基準をクリアしていなければ、使用できないのでしょうか?
クリアしていなくても、ペットフードに表示して、販売していいのでしょうか?
景品表示法違反にならないのでしょうか?
犬猫にいいフードを与えたい消費者(飼い主様)。
ペットフードの販売で収入を得る会社。
ペットフードの真の消費者は、犬猫です。
犬猫に安全で正しいペットフードが提供され、購入されることを願います。
犬猫の食事に不安があれば、当院、またはかかりつけの動物病院へご相談ください。
当院へご相談の際は、与えているドッグフードやキャットフードの説明(パッケージ)をご持参ください。
そのフードの説明から、会社の意図を考え、犬猫に与える利益を一緒に考えましょう。
清水