当院の栄養カウンセリング(栄養相談)


ばぁちゃんには、ばぁちゃんのごはん!

 みなさん、こんにちは。


 当院では、飼い主様から疾患の手作り食に関してのご相談を受けますが、もちろん、市販の療法食に関してのご相談もあります。


 栄養専門の動物病院って、一般の動物病院と何が違うのか?


一つ目

 通常の動物病院業務を行いながら、相談を受けるには、少々面倒な食事管理を行っています。


 栄養管理のためには、かなり地道な、犬猫の状態と食事の聴取が必要で、

 そこからさらに、地味~な、栄養管理のための計算を行い、

 そして、データをまとめ、飼い主様と相談して、栄養管理を行う。


二つ目

 縁あって栄養の勉強を多く行ってきたため、その内容を犬猫の栄養に興味のあるみなさまに還元できます。還元します!

 犬猫の手作り食で必須の栄養計算方法は、このブログの中でも詳しく公表しています。

 ぜひ、ご活用ください。


 栄養管理は基本的に、教科書に載っているような、栄養学や獣医学に基づいているので、特別珍しい内容ではありません。

 ただ、病気の状態はわんちゃんねこちゃんそれぞれで異なるため、教科書通りとも限りません。これは、通常の治療と同じだと思います。

 そして、少しでもより良い管理のために情報収集に努め、飼い主様と相談しながら、テーラーメイドな(そのわんちゃんねこちゃんのための)栄養管理を行います。


三つ目

 ・・・。


 あれ?ない。


 もっとあると思いましたが、これだけでした!



 飼い主様からのご質問を受け、


 「○○を食べさせたら治る」とか、

 「○○を食べさせたら病気にならない」とか、

 「○○を食べさせたら長生きできる」のようなお話はできません。

 

 これらは、犬猫のために知りたい情報なのは、わかります。

 私も、このような情報が教科書等に記載あれば、実践したいです。


 また、

 「○○を与えればいいですよ」とか、

 「〇〇を与えるのは危険」だけで、説明が終わることはありません。


 それぞれのわんちゃんねこちゃんに応じて、

 「1日に○○を△グラム与えてください」とか、

 「〇〇は、△ちゃんの病気の場合は、多く与えてはいけないため、□グラムにしましょう」のような説明になります。


 そのため、飼い主様の方も、当院からの食材(食事)の指定量で、食事管理を行わなくてはならず、これが面倒と感じるのであれば、市販の療法食の方が便利です。


 犬猫の手作り食をバランスよく作るためには、栄養計算が必須です。


 手作り食の栄養計算の方法は、このブログの中でも公表していますが、大学院時代に投稿した論文には、より詳しく説明しています。

 実際、獣医師や動物看護士のような、犬猫を相手にする仕事をされていない一般の方も、勉強されて、手作り食を行っている方もいらっしゃいますし、お仕事にされている方もいます。


 教科書を買って読んで、時に資格を取って、仕事にする。飼っている犬猫のために役立てる。


 素晴らしいことです。

 

 当院での栄養カウンセリングが、動物病院での実施が難しいのは、費用対効果が見合わないからかもしれません。

 外科手術や内科治療に関してもスキルアップを続けなければいけないので、栄養にまで時間を割くのは、難しいのかもしれません。


 人間の管理栄養士のように、犬猫のテーラーメイドの食事管理を行える専門家がもっと増えてほしいという私の思いは変わらず、

 その意図をご理解くださった学校で、動物看護師の卵たちが勉強中です。


 全てのわんちゃんねこちゃんが、既存の療法食を同じように食べて、同じように食事管理できるわけではありません。

 このようなときにもアドバイスできる動物看護士が増えるといいですね。



  清水 

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