2020年4月6日

猫とフルクトキナーゼ

 みなさん、こんにちは。

 コロナに負けず、今日は、にゃんちゃんの食事について考えてみよう!

 タイトルは、猫とフルクトキナーゼですが、

 ようは、猫は炭水化物を食べていいのか?

 まんじゅうを食べていいのか?

 砂糖を食べていいのか?

 なんてことを考えていると出てくる疑問です。

 

 こんなことを考えることありますよね。

 ありますよね。

 ありますよね~。


 フルクトキナーゼとは、

 〇〇アーゼとついているので、酵素です。

 フルクトースを分解するーぜ、の酵素です。

 フルクトースとは、二糖類のスクロース(ショ糖)を分解したときにできる単糖類です。

 砂糖(スクロース)を食べると、消化管内の分解酵素(スクラーゼ)のよって、グルコースとフルクトースに分解されます。

 そして、体内に吸収されます。

 フルクトースは、エネルギーとして利用されるには、肝臓のフルクトキナーゼで分解されなくてはいけませんが、

 が、

 猫はこのフルクトキナーゼがなくて、フルクトースを使うことができず、尿へ排泄される。

 ということになっています。

 これは、猫にさまざまな種類の糖を与えたときに、尿中へのフルクトース排泄が増加してしまうという研究結果から。

 ただ、猫の肝臓には、フルクトキナーゼはあるという研究結果もあります。

 どっちやねん!

 いろいろな種類の研究、報告があり、このような問題にぶつかることは珍しくなく、しばらく悶々としながら過ごす・・・

 の、繰り返し。


 冒頭の疑問に対する私の考えは、

 猫の研究からは、猫は砂糖を食べてもエネルギーとして使えるらしい。

 でも、猫の食性の研究から考えると、猫に砂糖は要らないカナ。

 カナ。

 だって、ネコだから。

  清水