top of page

栄養教育


獣医学の栄養教育について 本文内容とは関係ありません

 みなさん、こんにちは。清水です。

 今日は、前回少しふれた、獣医学教育には臨床栄養学が増えたことについてです。

 手作り食を使用する際には、専門家の指導を仰ぐよう推奨する成書、報告は多いですが、国内では手作り食の指導ができる専門家は少ないと思います。

 実際、私は手作り食を学ぶために、右往左往したわけですから(開院にいたって)。

 2008年、文部科学省は、獣医学教育の質保証をテーマとして「獣医学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議」を設置し、獣医学教育における学部教育の改善・充実に向けた検討が進められました。

 2011年、報告書がまとめられましたが、その中で、国内の獣医学教育の現状について、「教育内容に関する小委員会」は、基礎分野で学んだ理論を実践につなげる科目のひとつである臨床栄養学(代謝プロファイル、食餌療法等)は、多くの大学で教育内容が不十分であると指摘しています。

 その対策として、獣医学教育における共通の到達目標を設定し、学習すべき内容を明示したモデル・コア・カリキュラムを策定しました。

 その中には臨床栄養学も含まれ、現在、各大学で対応が行われています。

 手作り食へも対応できる専門家の養成が期待されます。

 今の学生は、栄養の授業が充実してるんですね!

  清水

引用

[1] 文部科学省.2009.獣医学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議(第6回) 配付資料.http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/037/gijiroku/1293064.htm  2017年4月閲覧.

[2] 文部科学省.2011.獣医学教育の改善・充実に関する調査研究協力者会議(第11回) 配付資料.http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/037/gijiroku/1304045.htm 2017年4月閲覧. 

[3] 文部科学省.2013.これまでの議論の整理~教育改革の進捗状況と獣医師養成の在り方について~. http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000099580 2017年4月閲覧.

[4] 名子学.2012.大学改革の動向と獣医学教育改革の方向性.日獣会誌,65: 169-179.

[5] 全国大学獣医学関係代表者協議会.2012.獣医学教育モデル・コア・カリキュラム 平成 24 年度版について.http://plaza.umin.ac.jp/~vetedu/cur/files/corecur/01intro.pdf  2017年4月閲覧.

bottom of page