犬の手作り食の海外の調査


 みなさん、こんにちは。清水です。

 今日は、海外の手作り食の調査報告について。

 犬の手作り食を、NRCやAAFCOの栄養基準と比較した報告があります。

 そこには、多くの栄養素の過不足が指摘されています。

 不足が深刻だった栄養素としては、カルシウム、カルシウムとリンの比、カリウム、銅、亜鉛、ビタミンD、ビタミンA、ビタミンE、コリンなどが挙げられています。

 また、ビタミンDなど、過剰となった栄養素もあります。

 栄養基準を満たす方法として、レシピのローテーションは、推奨されることが多いため、その検証も行われています。

 結果、a complete diet (完全な食事) にはならなかったと報告されています。

 獣医師によるレシピは、不足する栄養素の数は少なく、不足の程度も小さく、さらに、検証したレシピの中では、正式な獣医栄養士(board-certified veterinary nutritionist)のレシピは、基準を満たしていたことが報告されています。

 海外では、正式な獣医栄養士により、飼い主さんは多くの栄養アドバイスを受けることができるのですね。

 日本の獣医学教育も、臨床栄養学をとりいれているため、今後は、栄養学に精通した獣医師が増えると思われます(今の学生が羨ましいですね)。

 海外のレシピ調査は、日本にもあてはまるのでしょうか?

 日本の食習慣や食に対する考え方は、海外からも称賛され、素晴らしいと、私は思っています。

 ということで、私たちが行った国内のレシピ調査については、また後日報告します。

  清水

引用

[1] Stockman, J., A. J. Fascetti, P. H. Kass and J. A. Larsen. 2013. Evaluation of recipes of home-prepared maintenance diets for dogs. J. Am. Vet. Med. Assoc., 242: 1500-1505.

[2] Streiff, E. L., B. Zwischenberger, R. F. Butterwick, E. Wagner, C. Iben and J. E. Bauer. 2002. A comparison of the nutritional adequacy of home-prepared and commercial diets for dogs. J. Nutr., 132: 1698S-1700S.


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