みなさん、こんにちは。
国内の総合栄養食の基準は、アメリカのAAFCO養分基準を採用しています。
日本の独自の基準はありません。
犬猫のAAFCO養分基準値は、20年以上同じでしたが、2016年に改訂されました。
これに伴い、国内の総合栄養食の基準も変わることが予想されました。
すでに販売されているフードへの対応など、各会社の準備期間を考え、混乱を招かないように、急には変更されないことも予想されました。
改訂されて5年経過しましたが、国内の総合栄養食の基準は、まだ以前の基準のままです。
この改定された新しいAAFCO養分基準に対して、さらなる改訂の必要性を訴える声も上がっています。
現在では、新しいAAFCO養分基準に則った海外のフードも、国内で販売されていますが、総合栄養食の基準は、古いままです。
基準値が変更になったのは、意味があります。
「総合栄養食」という名称の認知度は上がりました。
総合栄養食の基準の内容にまで関心を示す方は少ないですが、飼い主様は、犬猫の健康のために、バランスのよい食事のために、「総合栄養食」を信じてペットフードを選びます。
犬猫の飼い主様や犬猫に携わる仕事を夢見る学生に、総合栄養食の意味、基準の意味を正しく伝えられるように、国内の総合栄養食の基準が早く変更されることを願っています。
外野は気楽に言えてうらやましいと言われることもありますが、外野だから言えることもあり、これが外野の役割かもしれません。
来年こそは、新しい基準の総合栄養食に!ネンナイデモ!!
がんばれ!ニッポン!
清水