みなさん、こんにちは。
当院に相談に来られる飼い主様は、犬猫の食事にとても熱心な方が多いです。
難しい質問を抱えてこられる飼い主様。
ネットの怪しい情報で混乱してこられる飼い主様。
みなさん、わんちゃんねこちゃんのために、一生懸命です。
わかりますよ~。
私もみなさまと同じ思いをしてきましたから。
とってもわかります。
そんなみなさまから、私は日々刺激を受けています。
犬猫の栄養学を独りで学ぶのは、非常に難しいと感じています。
犬猫の栄養を研究している大学やペットフード会社の、栄養学に長けた方々から、もっと学べる機会があるといいですね。
インターネットは便利ですが、犬猫の栄養学を学ぶには限界があります。
犬猫の栄養の情報は、ペットフードの販売に関連して発信されることがよくあり、この場合、どうしても製品販売につながるような内容に偏ってしまうことが多くあります。
正しい情報を淡々と伝えるというよりは、栄養の情報と結び付けながら、自社製品の良さをアピールし、他社の製品に含まれている製品を「負担」や「危険」のように不安を煽るような言葉で表現したりする場合もあります。
飼い主のみなさまは、不安によって誤った情報を得ないようにしなければいけません。
そこで、私が少しでも正しい栄養情報を得るためのサイトの選び方を紹介します。
よかったら、参考にしてください。
大学の情報である。
公的機関の情報である。
論文である。
でしょうか?
それ以外では、
企業の情報や、名前を公表している個人の情報も参考にすることもあります。
いずれの情報も、そのサイト上に、商品の販売を促すようなもの(背景)があるかどうかは、チェックしています。
もちろん、商品の販売を促していても、正しい情報を発信しているサイトもありますが、数は少ないです。
栄養学は非常に面白いですが、深くて難しくて、混乱することもしばしば。
ひとつのことを理解するのに、何時間も、何日も何日もかかってしまったり・・・
ある日突然、答えを見つけたり・・・。
私も小さな発信ですが、みなさまに栄養の情報を少しでもわかりやすくお伝えできるよう、これからも努力します。
病気に関連した栄養の情報は、伝え方が難しくあまり発信できていません。
病気の場合は、個々の症例(それぞれのわんちゃん、ねこちゃん)で、食事管理の方法は異なります。
どのわんちゃんねこちゃんも同じように病気になれば、同じように栄養管理も治療もできていいのですが・・・
それぞれで治療方法が異なるように、栄養管理も異なるのです。
病気の場合は、かかりつけの動物病院、または当院までご相談ください。
清水